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・ 石英 ・ オパール

 
・ 石英 Quartz 成分:SiO2
珪酸(二酸化ケイ素)が大なり小なり結晶化したものを石英と呼びます。


・ 水晶 Rock-crystal (α-quartz)
結晶が肉眼的にある程度大きく育ったものを水晶といいます。


松茸水晶 Scepter quartz (米)、Sceptre quartz (英)

05081801.jpg05081802.jpg
マダガスカル 約37mm メキシコ チワワ州 約22mm


水晶は岩の隙間などに熱い珪酸の水溶液が流れ込み
冷えながら結晶が育ったものです。

一度成長が止まった後、さらに熱水が流れ込むと、
はじめに出来た結晶の上にさらに結晶が育ちます。
これを冠水晶というのですが、
後から出来た結晶の方が大きくなると丁度マツタケのような姿となることから
特に松茸水晶と呼びます。

熱水の成分が微妙に変わると出来る水晶の色も変わることがあります。
2番目の画像のものは薄い紫色の紫水晶となっています。

PowerShot G6




・ 玉髄 (ギョクズイ) Chalcedony

潜晶質といい、珪酸の微細な結晶が塊状に固まったものです。
水晶と同様に岩の隙間に珪酸を含む溶液が流れ込むことで生成されますが、
こちらはコロイド(膠)状に沈殿して形成されています。

色合いによって細かく分類されています。


瑪瑙 (メノウ) Agate

20050902181833.jpg
約60mm

玉ずいのうち、色の違う玉ずいや蛋白石、水晶などが層になることによって
断面が縞模様になるものをめのうと呼びます。

元は「馬脳」と書きました。
亜球状の形をしていることが多く、
表面の感じや、断面の模様が馬の脳に似ているかららしいです。

色は灰色や黄褐色のものが多いそうですが、
加熱処理することで赤味が強くなります。

特に赤と白の縞模様が美しいものを赤瑪瑙 Sardonyx
白黒の縞になるものをオニキス(黒瑪瑙) Onyx と呼びますが、
加熱処理や人工着色されているものが多いそうです。

玉ずいには微細結晶の隙間に水が染み込む性質があって、
染料を含ませ、加熱処理すると染色することができます。
この際に、結晶間の隙間も塞がるので色が定着します。
鮮やかな緑、青、紫等、人工的な発色をしているめのうを見かけたら、
人工着色の可能性があります。

画像の石の中央部にある空洞には細かい水晶が育っています。
まれにこの部分に水が残っていることがあり、
その場合切断する前のめのうを振ると音がすることがあります。
これを水入り瑪瑙と呼びます。

中の水は岩漿水(がんしょうすい)といい、
重水が含まれていることがあるそうです。
重水とは水素や酸素の原子量が重くなった同位体を含んだ分子でできた水をいいます。

撮影:1991/10/19 PENTAX SFXNew F50mmF2.8Macro RDP F8 1秒




クリソプレーズ Chrysoprase

N0255chrysoplase.jpg
オーストラリア クイーンズランド州 QLD, Australia 55mm

青リンゴのような独特の明るい緑色に人気があります。
この色はニッケルに起因しており、太陽光により次第に退色してしまいます。
かつてはポーランドなどでも採れましたが、現在はオーストラリアのクイーンズランド州が主な産地です。


 


 
・ オパール (蛋白石) Opal 成分:SiO2・nH2O

石英と同じ珪酸でできていますが、
こちらは分子中に水を含んだ含水珪酸です。
石英のように結晶化することはなく、
ただ固まっただけの非晶質です。
乱暴な言い方をすると天然に出来たシリカゲルとも言えます。


・ 貴蛋白石 Noble opal

これは宝飾業界による分類ですが、
たん白石の内、虹色に見えて宝石的価値のあるものをいいます。

内部に様々な色が煌めいて見える現象を遊色効果(ファイヤ)といいます。
遊色は温度によって色合いが変化し、
手で温めるだけでも効果が現れるそうです。
ただ、高熱に晒すと脱水されてしまい、
遊色が失われてしまいます。

主にオーストラリアとメキシコに産します。


ボルダーオパール Bolder opal

これも宝飾上の分類で、オパールの部分の色には関係なく、
母岩がついたものを指します。



20050914060732.jpg
オーストラリア 16mm

色が乳白色のものをホワイトオパール White opalといいます。

撮影:PowerShot G6



20050914060749.jpg
オーストラリア クイーンズランド州 約9mm

色が暗色のものをブラックオパール Black opalと呼びます。

ボルダーオパールを装飾に用いる場合、
このように不定形のことが多いです。
これはオパールの層が薄く、宝石に使える部分に限りがあるためです。
使える部分の面積を有効に活かすため敢えて無理に整形しません。

薄いオパールの切片を黒っぽいセメントで石の上に貼り付け、
さらにガラスや水晶を被せて厚みや強度を補った製品をトリプレットオパール Triplet Opalといいます。


撮影:PowerShot G6



メキシコオパール Mexican opal

メキシコ産のオパールはオーストラリア産と分けるためにこう呼ばれます。

Mexican OpalMexico Opal
A: 12mmB: 31mm
メキシコ ハリスコ州 Magdalena

Bの様に地色がオレンジのものを特にファイヤーオパール Fire opalといいます。
オーストラリア産のオパールでは少ないです。

COOLPIX990 PLフィルター

Mexico Opal 
Fire OpalCrystal Opal
上 C: 13mm 下 D: 9mm メキシコ ケレタロ州 Ezequiel Montes

Dの様に透明感が強く、かつ遊色も顕著なものをクリスタルオパール Crystal opalといいます。

COOLPIX990 フィルターなし




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登録 2005/08/18
更新 2005/09/14 オパール
更新 2005/09/19
    2005/11/05 罫線
    2006/01/20 ボルダーオパール記事の訂正
    2006/01/24 メキシコオパール
    2006/03/12

    2008/03/04 クリソプレーズ






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